《生産者について》
エトナの名門ワイナリー「テッレ・ネーレ」は、ワイン商であったマルク・デ・グラツィア氏が設立したワイナリー。彼はエトナの標高がもたらす昼夜の寒暖差と古樹の比率の高さ、そしてブルゴーニュのように複雑に入り組んだテロワールにほれ込んでこのワイナリーを立ち上げたといいます。
ワイナリー名の「テッレ・ネーレ」は「黒い大地」を意味します。火山に由来する土壌は狭い範囲で様々に変化します。上級ワインは単一畑からその特徴を表現しています。
《このワインについて》
パワフルなタンニンを持ちながらも、洗練された香りに気品があり、上品でしなやかな口当たり。そんなネレッロ・マスカレーゼでつくる「エトナ・ロッソ」というワインの基本であり入り口としてピッタリなのがこのワインです。
南イタリアのワインとして、プリミティーヴォのような甘いフルーツを予想していたら完全に裏切られます。フレッシュなベリーやタイトな土の香り。スレンダーな口当たりは適度なタンニンを備えています。スタンダードクラスなのでもちろん今から楽しめるのですが、ある程度の熟成能力もありそうです。
Etna Rosso Terre Nere