ドイツにおけるピノ・ノワールのトップ生産者であるフーバー。
その特級クラスは今後、お金を出せば買えるというものではなくなってきます。年に1度入荷の案内があり、割り当てが行われて輸入元完売。まるでブルゴーニュの人気生産者のような扱いになりそうです。
《生産者について》
ベルンハルト・フーバー醸造所は、ドイツの南部、バーデン地方のマルターディンゲン村に居を構えています。その地がかつてピノ・ノワールの名産地であったことを知った故ベルンハルト・フーバー氏は、1987年に醸造所を立ち上げ、2011年にはゴーミヨ氏で赤ワイン賞3冠に輝きました。現在は息子のユリアン・フーバー氏がその意思をついで、より透明感あふれるワインづくりをしています。
《このワインについて》
ヴィルデンシュタインはマルターディンガー・ビーネンベルクの畑の中でもとりわけ優良な区画。鉄分が多い土壌で、タンニンが強く長熟なワインができます。
ヴィルデンシュタインはVDP(ドイツ高級ワイン生産者連盟)が認めるグローセ・ラーゲ(特級畑)であり、フーバーがつくる最上級のピノ・ノワールです。
【パーカーポイント91-93点!】
[ワインアドヴォケイト誌226号 2016年8月のレビュー]
鉄分を多く含む貝殻石灰岩の土壌から、2014年のマルターディンガー・ビーネンベルグ・シュペートブルグンダーGGヴィルデンシュタインは、繊細で非常に洗練された、涼しげなブーケを感じさせる。貴族的でフレッシュ、エレガントで、赤い果実、植物的なフレーバー(イラクサ)、ライムジュースの風味もわずかにあり、さらにフローラルで非常に控えめなオークのアロマも感じられる。その際立ったフレーバーはまさに完璧。丸みがあり、フレッシュでエレガントな味わいで、グリップは良いが、フィニッシュに厳しいオークのタンニンがある。緊張感、フレッシュさ、グリップ、フィニッシュの爽やかなレモンのフレーバーが期待できるワインだ。
[Stephan Reinhardtによる試飲 飲み頃予想2020 - 2030年]
Bernhard Huber Wildenstein Spatburgunder