《生産者について》
ロワール地方にてシュナン・ブランの銘醸地といえば?ヴーヴレやサヴニエールを挙げる人は多くても、「ジャニエール」を思い浮かべる人が少ないのでは?
衰退をたどっていたその小さな生産地を復興に導き、その評価を高めているのがエリック・ニコラ氏の「ベリヴィエール」です。
栽培にはビオディナミを採用。「ヴィンテージの違いは魅力だ」との考えから、その年の自然もワインの中に表現するスタイルです。辛口のワイン、甘口のワインともに高品質なものをバリック熟成でつくっています。
《このワインについて》
2020年は天候に恵まれた年でした。そこで収穫の際にブドウの一部を樹に残しておき、遅摘みの甘口ワインを生産することにしました。これは秋口の天気が不安定な年にはできません。雨によってブドウにカビが生えて台無しになることもあるからです。
残糖69g/Lは、ハッキリと甘さを感じるがデザートワインというほどでもないという糖度。香ばしい樽香と合わせて、あまり他にないスタイルに仕上がっています。
Jasnieres Discours de Tuf Domaine de Belliviere