《生産者について》
シノンは、ロワール地方の中ほどに位置し、赤と白両方の素晴らしいワインができる産地で、赤の主要品種はカベルネ・フランです。
代々受け継いできた畑のポテンシャルに確信を持ち、シャルル・ジョゲが自分の名を冠したドメーヌを設立したのが1957年。区画ごとのテロワールや樹齢がもたらす味わいを素直に表現することを信条としています。ロワールのカベルネ・フランと言えば、青い未熟さを感じる風味を感じやすいのですが、シャルル・ジョゲのワインにはそんなネガティブな要素は全くありません。
ワインの特徴としては、熟したカベルネ・フランの風味とはっきりと感じるオーク樽の風味が複雑に絡み合うスタイル。もちろんヴィンテージの差はあるものの、骨太で力強いスタイルが確立されています。ロバート・パーカーが「シノンで最上」と認めた、この地域のワインを知るには避けて通れない生産者です。
《このワインについて》
ドメーヌの本拠地近くにある北東向きの単一畑。赤系の果実やスパイス、野生のハーブの香りにスモーキーな風味が混ざります。厚みのあるなめらかな口当たりで、洗練された豊かなタンニンを感じます。
Chinon Varennes du Grand Clos Charles Joguet