《生産者について》
2017年にルフレーヴの総支配人兼醸造長に就任したピエール・ヴァンサン氏。彼の才能を高く評価する当主ブリス・ド・ラ・モランディエール氏は、ピエール氏の赤ワイン造りの能力を埋もれさせるのはしのびないと考え、より広域かつ多彩なポートフォリオを揃えるために新たなブランドを立ち上げました。それが「エスプリ・ルフレーヴ」です。
赤ワインはもちろんのこと、北はシャブリから南はマコンまで、ブルゴーニュの多様性を表現することを目指しています。
ブドウは買いブドウですが、それらはオーガニック、またはビオディナミで栽培される樹齢の高い樹からとれたもののみ。厳選された栽培農家に育てられたブドウは、ルフレーヴのチームによって収穫され、ピュリニーのルフレーヴの施設で醸造されます。
このプロジェクトは2018年開始。本拠地ピュリニー・モンラッシェから離れていたとしても、ワインづくりに大切な精髄(エスプリ)は変わらないのでしょう。ブルゴーニュ白のトップ生産者らしい味わいは健在です。
《このワインについて》
「ボーヌの傍ら」という意味を持つ地、サヴィニー・レ・ボーヌ。モンラッシェやコルトン・シャルルマーニュなど、白ワインの銘醸地のイメージが強いコート・ド・ボーヌですが、サヴィニーは赤ワインの比率が高く、実に生産の90%近くは赤ワインです。
10haほどしかないサヴィニー・レ・ボーヌ1級、シャルドネの畑を持つ生産者でビオディナミで栽培となると、「あの生産者?」なんて予想できそうですね。
Savigny les Beaune 1er Les Vergelesses Esprit Leflaive