《生産者について》
シャトー・コス・デストゥルネルはサン・テステフ地区の2級シャトー。モンローズと並んでこの地区のトップ生産者という位置づけです。
もちろん昔から高い評価を保ってきたのですが、特に2000年にミシェル・レイビエ氏がオーナーとなって以来、さらに品質が向上。2009年と2016年ヴィンテージでパーカーポイント100点を獲得しています。
「レ・パゴド・ド・コス」はそのセカンドワイン。
【パーカーポイント92-94点】
[ワインアドヴォケイト誌 2020年6月のレビュー]
2019年のレ・パゴド・ド・コス(アルコール度数14.03%)は、カベルネ・ソーヴィニヨン55%、メルロー36%、プティ・ヴェルド4%、カベルネ・フラン5%のブレンドで、20%の新樽で熟成している。中程度から深みのあるガーネットパープル色で、野生のブルーベリー、ボイセンベリー、レッドカラントのゼリーがグラスから飛び出し、熟したカシス、リコリス、ブーケガルニにシナモンスティックのタッチを加えた深みのある果実味が続く。ミディアムからフルボディの味わいは、明るく表情豊かな黒と赤の果実のフレーバーではじけ、しっかりとしたきめ細かいタンニンとフレッシュさに縁取られ、余韻にスパイシーなノートが残るように仕上がっている。
[Lisa Perrotti-Brownによる試飲]
Les Pagodes de Cos Chateau Cos d’Estournel