《生産者について》
オーストラリアのヴィクトリア州。プレミアム・ピノ・ノワールの生産者として一時代を築いたバス・フィリップ。後継者のいなかったフィリップ・ジョーンズは、2020年の引退に際し同じアンリ・ジャイエにワインづくりを学んだ、ジャン・マリー・フーリエに後を託しました。
2020年から参画予定でしたが、コロナによる渡航制限などもあり、ワインづくりすべてに関わり始めたのは2021年ヴィンテージから。完全にフーリエの手によるバス・フィリップが、今年初リリースです。
《このワインについて》
バス・フィリップの設立年である1979年にちなんだピノ・ノワール。「エステート」より下のバリューレンジとして位置づけられています。
フーリエの加入の影響で、ここ数年ラインナップは改変中。1年だけしかつくられない/日本に入荷しないものもありそうです。レアワイン好きの方は注目です。
《2021ヴィンテージについての公式情報》
全体的に非常に好ましいヴィンテージ。天候はおおむね穏やかで、春から初夏にかけては平年並みから冷涼だったものの、夏から秋にかけては暖かく、積算温度は1359度。栽培期間の総雨量は488mm。1月から4月の降水は40mmほどでブドウは健康な状態を保った。酸味とpHのバランスは良好だった。収量は6.9トン/haと高いかった。
Bass Phillip Since 1979 Pinot Noir