多い時には月に10ケースも購入いただく、サブスタンスのカベルネ・ソーヴィニヨン。「アメリカで最もコストパフォーマンスの高いカベルネをつくるんだ!」というヴィジョンで始まったこのプロジェクトは、見事にガッシリと消費者の心をつかみました。その成功をもって、シャルドネやソーヴィニヨン・ブランなど品種が広がり、上級ワインもつくられるようになりました。
《生産者について》
サブスタンスはワシントン州の巨匠、チャールズ・スミスのプロジェクト。彼は「K ヴィントナーズ」を立ち上げるまでは、ヨーロッパでロックンロール・バンドのマネージャーを11年間務めたという異色の経歴を持ちます。その風貌はまさにロックンロールながら、その腕前は確かなもの。ファンキーなエチケットが多い割には、ブドウ品種の個性を素直に反映した正統派な味わいのワインをつくります。彼の作品「Kヴィントナーズ・ロイヤル・シティ(2007VT)」はパーカーポイント99点を獲得し、類まれなる実力を示しました。
その後も彼は幅広いスタイルのワインをプロデュース。高級ワインだけでなく、「ワインズ・オブ・サブスタンス」シリーズ、「ゴールデン・ウエスト」など、多数のラインナップを一代で築き上げています。
《テイスティングノート》
単一畑からつくる上級で飲みごたえのあるソーヴィニヨン・ブラン。発酵はコンクリートタンクとオーク樽を併用。グレープフルーツの皮や白桃などのフルーツ感がしっかり引き出されているのは、この低温発酵によるものでしょう。
肉付きの良い果実味と新樽熟成による甘やかな風味のコンビネーションが素晴らしく、このシリーズの名前に相応しいリッチさをもっています。この品種の特性らしい爽やかな酸味で締めくくられます。
Substance VC Sauvignon Blanc Sunset Vineyard