《生産者について》
ターリー・ワイン・セラーズは1993年にラリー・ターリー氏によって設立されました。彼の姉はヘレン・ターリー。「ピーター・マイケル」や「コルギン」「ブライアントファミリー」で活躍したトップワインメーカーの一人です。
ターリーの評価も姉に決して劣らず、1993年のファーストヴィンテージから一部のワインでパーカーポイント95点を獲得。何度か98+点を獲得するなど、ジンファンデルとプティット・シラーにおいてはトップ生産者の一つといえるでしょう。
ターリーの本拠地はナパ・ヴァレーながら、ブドウの調達先はカリフォルニア中多岐にわたります。50以上の畑から50種類のワインをつくっているのです。
中でもラインナップが厚いのがジンファンデル。畑はなんと30か所近く。多くがシングルヴィンヤードのワインとしてリリースされます。毎年つくられるわけではなく、日本に輸入されるものはごく一部。それぞれの生産量は少ないので、見つけた時に手に入れないと「うまい!また飲みたい!」と思っても買えない可能性が高いです。
【パーカーポイント95点】
[ワインアドヴォケイト誌 2023年6月のレビュー]
2021年のジンファンデル・ドラゴン・ヴィンヤードは力強いスタイルで、深みのあるルビー紫色、カシス、黒鉛、カカオのアロマを持つ。フルボディの味わいは、凝縮していながらニュアンスのあるフレーバー、調和の取れた穀物のような骨格、長くミネラルの効いたフィニッシュが特徴。ボトルで3~5年熟成させ、その後10~15年かけて楽しんでほしい。
[Erin Brooksによる試飲 飲み頃予想2025-2040年]
Turley Dragon Zinfandel