《地球にやさしいアルミ缶ボトル》
地球温暖化により、気候変動、海面上昇、異常気象など様々な問題が表面化してきています。その対策として取り組まれているのが、二酸化炭素をはじめとした温室効果ガスの削減です。
その点でワイン産業は決して褒められたものではありません。ブドウの栽培からワインの生産・流通・販売において、1本あたり1.28kgものCO2を排出すると言われているからです。特に割合の大きなものがガラス瓶。ガラス瓶の製造、それから重たい瓶の輸送に、多くの化石燃料が使われています。
深刻になりつつある地球温暖化への対策として、今回ボーグル・ヴィンヤーズがチャレンジしたのがアルミ缶ボトルです。1本あたりわずか90g程度と軽量、なおかつガラス瓶に比べて丈夫なボトルなので、製造だけでなく輸送も効率的。さらにリサイクルも瓶に比べて省エネです。
ただし製造にはガラス瓶に比べ大がかりな設備が必要です。ボーグルのような大規模ワイナリーだから実現したことでしょう。アルミニウムのボトルということで「Element[AL] 」と名付けられました。サスティナブルなワインづくりへの大きな一歩として応援したくなります。
品質も問題なし。2022年後半にテストのボトリングが行われ、12か月後のテイスティングでも瓶と比べ有意な差は感じられなかったとのことです。ただしキャップの内側にあるライナーが劣化する可能性があるので、賞味期限18か月に設定されています。
《テイスティングノート》
コンセプトは「フレッシュ・優美・クラシック」
オレンジの花やハチミツ、メロンのような心地よい香り。スムースでイキイキとした味わいの中に、しっかりとうま味がのっています。ピノ・グリージョにアルバリーニョが加わることで、魅力的なコクと複雑さを併せ持ちます。
「缶のワインなんてどうせ安物でしょ?」という思い込みを覆すため、ボーグルの中でも上級のブドウをつかったのこと。物珍しさだけでなく、その味わいも期待できます。
《生産者について》
ワイン生産者としてのボーグルのスタートは1968年。そこから急成長を遂げて、今では770haもの自社畑を持つ大規模生産者へと成長しました。
Elemental Pinot Grigio