《このワインの評価》
元ワインアドヴォケイトのアントニオ・ガローニ氏が立ち上げた「Vinous」の評価にて、2021VTが100点満点を獲得!さらにジェームズ・サックリングでも100点を獲得し、2023年のアメリカワインTOP100において第1位に選出されたのが、このラッシェン・リッジです。
《このワインについて》
ソノマコーストにあるこのラッシェン・リッジの畑は、西と東で大きく違うといいます。西の端では太平洋からの冷たい風が吹き抜け、そこのブドウで出来上がるワインはしっかりとしたボディに。一方で東の端はのどかな環境で、繊細でありながら粘り強い味わいになるのだとか。その相反する2つの特徴が複雑にからみあったのがこのワインです。
畑の名前はかつてヘンリー・ラッシェン氏という画家が、現在のハーシュの畑の場所に住んでいたことに由来します。
《公式テイスティングノート》
ラッシュン・リッジ・ピノ・ノワールの特徴である、エネルギッシュで色調高いブラッド・オレンジを感じます。その果実味には豪奢であり、決してブレることのない純粋さがあります。ラズベリーとストロベリーに、オレンジピール、レッドハイビスカス、ザクロ、月桂樹、アニスのノートが混じり合う。口に含むと、アタックはみずみずしくシルキーで、ラッシェン・リッジの特徴であるエネルギッシュなタンニンが感じられます。2021年ヴィンテージは、すでに幾層もの複雑さがあり、驚くほどのポテンシャルを持ちます。
《生産者について》
ハーシュ・ヴィンヤーズはデイヴィッド・ハーシュ氏が1980年代に拓きました。「ヴィンヤーズ」の名の通り高品質なブドウの供給で知名度を上げてきたワイナリーで、ヴィリアムズ・エリエムやフラワーズ、キスラーなどのそうそうたるワイナリーがここのブドウを使います。
徐々に自社元詰めのワイン生産も増やしていき、特に娘であるジャスミン・ハーシュ氏が醸造に加わってからは評価を高めています。
Hirsch Vineyards Raschen Ridge Estate Pinot Noir