産地 | アメリカ > カリフォルニア > ナパ |
生産者 | ハドソン ワインズ |
品種 | メルロー 68% 、 カベルネ・フラン 32% |
英字 | Hudson Wines Phoenix Red Wine Napa Valley |
土壌 | 畑:ハドソン・ヴィンヤーズ(自社畑100%)は、大きく二つに分かれている。
・ホーム・ランチ(121号線沿いに広がるテイスティング・ルームを含む畑)
・ヘンリー・ロード・ランチ(複雑にうねる丘を北側に越えたところに広がる畑)
両方の区画、4か所の個性の違う葡萄を、涼しい夜に成熟度を見ながら、数日に分けて収穫。手作業で選果を行う。
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醸造 | 区画毎に運び込まれる葡萄は、別々に全て天然酵母で醗酵させる。特に抽出時には過度な抽出にならないよう、細心の注意を払う。仏産ダナジュー、フランソワ・フレール、シルヴィアン、タランソーの樽で約20ヶ月ゆっくり熟成させる。澱引きは様子を見ながら数回行い、2018年1月にブレンドし、更に追加熟成させる。その後、フィルターがけ無し、人工的な清澄剤なしで瓶詰。 |
おすすめ 料理 | ビーフシチュー、牛肉の煮込み、スモーク(チーズ、ソーセージ)、焼きそば(ソース) |
飲み頃温度 | 14~16℃ |
おすすめ グラス | ボルドーグラス |
内容量 | 750ml |
JANコード | 0400000006123 |
輸入元 | 中川ワイン |
ハドソン・ヴィンヤーズは、ナパ、ソノマの有名ワイナリーがこの畑の葡萄を調達し、偉大なるワインを造り上げることで有名である。オーナーのロバート・リー・ハドソンはブルゴーニュ、モレ・サン・ドニのジャック・セイスの元で修行をしている時に「世界的評価を受けるワインは、聖なる畑が生み出す偉大な葡萄から造られる」と確信し、カリフォルニアに戻り、サンタ・バーバラからメンドシーノまで最高の土地を探した中で見つけた「カリフォルニアの聖なる地」が、ロス・カーネロス・ナパに位置するこの畑であった(1981年)。
回り込む丘の斜面に様々な区画が点在し(65ha)、ナパの太陽を十分に浴びながら、サンフランシスコ湾(サンパブロ湾)からの冷たい霧と風の影響を受け、秀逸な酸が落ちずにリッチで旨味が凝縮した果実を生み出す。土壌、気候、台木、クローン、継穂、畑の管理など、どの要素を欠いても完璧なものは出来ない。現在、信頼関係を築いた10の生産者に葡萄を供給し、ラベルに“ハドソン”の名前を冠することが出来る。各ワイナリー、ワイン・メーカーと綿密な打ち合わせの上で、オーダーメイドの栽培が行われている。それ以外にも厳選された生産者のみに葡萄を供給している。誰もが喉から手が出るほど渇望されている葡萄である。
そのリー・ハドソン自身が、自社畑から最高の葡萄で造るワインがハドソン・ワインズで、ワインを醸造するのは、クリストファー・ヴァンデンドリーシュ氏。ホワイト・ロック・ヴィンヤーズ(ナパ、スタッグスリープの上部斜面にワイナリー&畑を持つ1977年設立の老舗ワイナリー)の後継者でもある。経歴は、ルナ・ヴィンヤーズでアシスタント・ワイン・メーカーとしてジョン・コングスガードに師事し、その後ブルゴーニュ、ボルドー、スペイン、アルゼンチンなど世界各所で修行を積み、現在は、ハドソン・ヴィンヤーズの個性をワインに反映させている。
ハドソン・ヴィンヤーズでは葡萄、ハドソン・ランチでは、こだわりのオーガニック野菜、フルーツ、豚、羊を育てマーケットに卸している。
カーネロス、ナパ・ヴァレー、冷涼地区で栽培するシラー、メルロ、カベルネ・フランは幾多の有名ワイナリーがこの葡萄を熱望する。畑の特徴を熟知したグローワーズ・ワイン(栽培家が自ら造るワイン)の完成形
冷涼地の赤ワインらしい「シュとした」たたずまい。オーナー・リー・ハドソン曰く
「言うなれば、ヴェルヴェットでできたハンマーだよ!」
心地良い香りはキルシュ、プラム、赤系ベリー、薔薇、紅茶、鉛筆の芯、シナモン・スティック、森林の香、黒スグリ、砕けた岩の硬い香りなど、次々と現れてくる。胡椒、セージ、ミント、アニスなどのスパイシーさも特徴的。砂糖漬けのりんご、プラム、ブルーベリーなどの果実味は穏やかに現れ、口当たりは非常にしなやかで、余韻には心地よいタンニンが長く余韻を残し、土のニュアンスが赤身の肉料理との相性を期待させます。