産地 | アメリカ > カリフォルニア > ソノマ |
生産者 | カトレア |
品種 | シャルドネ 100% |
英字 | Cattleya Chardonnay Sonoma Coast Cuvee Number Five |
土壌 | 母岩は硬い火山岩で、3つの違った土壌を持つ。ワイナリーを取り囲む23haは赤土が混じる火山性土壌、ワイナリーの北側16haはなだらかな斜面で小石が混じる川の堆積土壌で水はけが良い。オークヴィル・クロスロードの南にある3haの区画は粘土質と砂が混じった東向き斜面。三つの違う種類の土壌により、多様性のある葡萄が栽培される。カベルネ・ソーヴィニヨン主体に、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド、マルベックが植樹されている。オーガニック栽培で、羊が放たれ動き回ることにより土が柔らかく保たれ、益鳥、益虫により自然を生かした生態系を作り、葡萄畑を健全な状態にすることに注力している。 |
醸造 | 土壌・葡萄の個性に合わせた形の違うステンレス・タンク、自社畑の岩を砕いで混ぜたコンクリート・タンク、小樽醗酵(225Lー500L、葡萄の撹拌を回転させて行う)など、数種類の醗酵槽を使い分ける。 熟成は仏産樽にて約2年(新樽率50%) |
おすすめ 料理 | ステーキ、焼き肉、すき焼き、ハンバーグステーキ、煮込み料理全般と素晴らしい相性。 |
内容量 | 750ml |
JANコード | 0787790751694 |
輸入元 | 中川ワイン |
オーナーのビビアナ・ゴンザレスレーヴ氏はコロンビア・メデリン市に生まれ。年数回のお祝いの席で父のワイングラスから一口だけ味わったワインに感動。14歳にして「必ずワインメーカーになる!」と決心。コロンビアでは化学と国際ビジネスを学んだ後、遂にフランスへワインの勉強に旅立つ。コニャックで栽培と醸造を学び、ボルドー大学で醸造学士を取り卒業。ボルドーのシャトー・オー・ブリオン、ラ・ミッション・オー・ブリオン、シャトー・ラ・ドミニク、コート・ロティのミッシェル&ステファン・オジェ、ドメーヌ・クルセル・ロッシェ、アルザスのドメーヌ・デュ・シュレイデッカー、ブルゴーニュのドメーヌ・デュ・ドゥヴヴェイで研修。身も凍るようなフランスの冬に葡萄樹の剪定、夏の炎天下で一日中畑仕事を行い、プレミアム・ワインはたゆまぬ畑仕事から造られることを身をもって経験。
2004年カリフォルニアに来てからは、北米と南アフリカを収穫毎に行き来し、南ア・タルバッハ地区のサロンバーグ・セラー、カリフォルニアではラ・クレマ、ペイ、オー・ボン・クリマ、キュペで研修を積み、レイマー・エステートで2009年から2012年までワインメーカーを務め、その後パルメイヤーのWMに抜擢され名声を得た。
今ではソノマでシャルドネ&ピノ・ノワールを造る第一人者、そしてこれからのワイン造り、ワイン・コンサルタント業に注目が集まっている。ビビアナは、ジェフ・ピッソーニ氏と結婚(サンタ・ルチア・ハイランドで有名なピッソーニ&ルチアのワインメーカー/ピッソーニを有名にしたゲイリー・ピッソーニ氏の息子)し、夫ジェフとコラボレーション・ワイン「Shared Notes/シェアード・ノーツ」ブランドでプレミアム・ソーヴィニヨン・ブランを造る。
2012年より少量ながら造ってきた「カトレア」ブランドなどの自身が造るワインに2019年より専任。Wine by Bibiana社設立。
キュヴェ・ナンバー・ファイブとは:アペラシオン・ワインとして造り始めたピノ・ノワール/ラシアン・リヴァー・ヴァレーをキュヴェ・ナンバー・ワンとして、3番目に造ったワインであるが、「シャネルNo.5」のように輝いてほしいと命名。
シャルドネAVAワイン(キュヴェ・ナンバー・ファイブ)は2017年初リリース
広大なソノマの16のAVAの中でも特に特徴が際立つ「ソノマ・コースト」=冷たい海の影響を受けた濃い霧、塩味が乗った風に吹かれ、秀逸な酸が落ちないエレガントさ、複雑な海洋性土壌に起因する緊張感を持った硬さ・ミネラル感、日中の強い日差しから十分に熟した力強い果実、ソノマ・コーストの海岸の曲がりくねった道を運転し、ふと霧が晴れた時の素晴らしい風景を思い起こすような生き生きとした輝きをキャプチャー(写し取る)したシャルドネを造りたく、特徴ある数か所の冷たい霧が流れ込む地区の畑からの葡萄をセレクトしている。(セパストポル・ヒルズ、グリーン・ヴァレー、ペタルマ・ギャップ、フォート・ロスシーヴュー他)
土壌はゴールドリッジ(昔の海底の砂堆積土壌で非常に水はけが良く葡萄が根を深く伸ばす)。
収穫は小さなブロック毎に分けてベストなタイミングを選び、9月前半の夜に行った。夜明け前にワイナリーに持ち込まれ冷たいうちにバドラー・プレス(小型の垂直プレス)で優しく絞り、一晩落ち着かせてから仏産樽にて醗酵、MFLは一部行い、11か月樽にて熟成(新樽約40%)
クラッシックなブルゴーニュ・タイプの樽醗酵熟成した味わいに仕上がり、ソノマ・コーストの冷たい海の影響を感じさせる綺麗な酸と、土壌に起因する石を思わせるミネラル感が生き生きと現れている。
白い花の香、ライムの皮が弾けたようなシトラス系ニュアンス、口当たりはマイルドでクリーミー、旨味・塩味を感じさせる。
オススメの料理は白身魚のカルパッチョやレモンソース、白身魚の西京焼き、鳥胸肉・鶏モモ肉のソテー