《生産者について》
ジュゼッペ・クインタレッリは、「マスター・オブ・ヴェネト」と呼ばれることもある、アマローネのトップ生産者。ダル・フォルノと並んで、そのワインは非常に高額で取引されます。11haの畑から年産約6万本という少なさゆえ、需要に供給が追い付いていないのです。
故ジュゼッペ氏は自らを「Traditionalist 伝統主義者」と称し、ヴァルポリチェッラ地区に伝わる伝統的なワイン造りを実践してきました。「必要なモノは自然の中に全てある」という信念のもと、農作業から醸造まで全て手作業で行っています。熟成には基本的に伝統的なスラヴォニア産の古い大樽を使います。
【パーカーポイント94点】
[ワインアドヴォケイト 2024年12月]
クインタレッリ・ジュゼッペ 2017 ヴァルポリチェッラ・クラシコ・スーペリオーレ(コルヴィーナとコルヴィノーネ55%、ロンディネッラ30%、カベルネ、ネッビオーロ、クロアティーナ、サンジョヴェーゼ15%で造られる)は、短いアパッシメント(リパッソ方式に近い)を経て、大樽で5-6年熟成される。近年、ワインの熟成期間は若干短縮され、ボットでの熟成期間は7年となっている。このワインは2024年2月に瓶詰めされ、2018年ヴィンテージは2025年1月か2月に瓶詰めされると予想できる。2017年ヴィンテージは最初は少し内気だが、ワインは濃い果実味とドライ・ブラックベリーへと開いていく。1リットルあたり2-3グラムの残糖があり、口当たりの柔らかさと質感を増幅させている。
[Monica Larnerによる試飲 飲み頃予想2024-2030年]
Valpolicella Classico Superiore Giuseppe Quintarelli