《生産者について》
ジュゼッペ・クインタレッリは、「マスター・オブ・ヴェネト」と呼ばれることもある、アマローネのトップ生産者。ダル・フォルノと並んで、そのワインは非常に高額で取引されます。11haの畑から年産約6万本という少なさゆえ、需要に供給が追い付いていないのです。
故ジュゼッペ氏は自らを「Traditionalist 伝統主義者」と称し、ヴァルポリチェッラ地区に伝わる伝統的なワイン造りを実践してきました。「必要なモノは自然の中に全てある」という信念のもと、農作業から醸造まで全て手作業で行っています。熟成には基本的に伝統的なスラヴォニア産の古い大樽を使います。
【パーカーポイント93点】
[ワインアドヴォケイト 2024年12月]
キンタレッリ・ジュゼッペ2022プリモフィオーレは、50%の地元産ブドウ(コルヴィナ・ヴェロネーゼとコルヴィノーネ)と50%の国際品種(カベルネ・ソーヴィニヨンとカベルネ・フラン)のブレンドで、果実はフレッシュな状態でプレスされ、一部はアパッシメントを経ている。しかし、ワインのスタイルは徐々にフレッシュでドライなものへと移行しており、残糖や揮発性酸を避けるために特別な措置が取られている。ワインはミディアムがかったテクスチャーの上に、花やハーブの要素が表現されている。アヤメの根やダークカラントなどの土っぽい感覚もあり、プリモフィオーレに特に食事に適した個性を与えている。
[Monica Larnerによる試飲 飲み頃予想2024-2030年]
Primofiore Giuseppe Quintarelli