《生産者について》
シャトーヌフ・デュ・パプの中でも、特に歴史が深く、アヴィニョン教皇庁に隣接する畑が「クロ・デ・パプ(教皇の区画)」。この畑でワイン造りを続けるドメーヌが、ポール・ヴァンサン・アヴリル氏によって運営されている「クロ・デ・パプ」です。
2007年にはワインスペクテーター誌の年間TOP100にて、シャトーヌフ・デュ・パプ・ルージュ2005が第1位に輝きました。17世紀から続く、ローヌの名門生産者の一角といえます。
【パーカーポイント97点】
[ワインアドヴォケイト誌 2024年9月のレビュー]
ポール=ヴァンサン・アヴリルは、今年は雹の嵐でおよそ3分の1が被害を受けたにもかかわらず、彼の畑の多様で断片的な性質のおかげで、例年と同じブドウの比率のワインを造ることに成功した。クロ・デ・パプの2022年シャトーヌフ・デュ・パプは、牡丹、スグリ、ライラック、花、チェリーの繊細で芳香なブーケに、フェンネルやメントールの繊細なノートが混じり合う。ミディアムからフルボディで、サッパリとして層が厚く、完璧なテクスチャーを持ち、ヴェルヴェットのようにデリケートなタンニンが鮮やかな酸によって引き立てられ、長く幽玄なフィニッシュを持つ。現段階ではムールヴェードルがやや優勢だが、このワインは間違いなく偉大な熟成ポテンシャルを備えている。
[Yohan Castaingによる試飲 飲み頃予想2025 - 2045年]
Chateauneuf du Pape Rouge Clos des Papes