《このワインについて》
このワインのような適度に熟成したボルドー、それもそれほど安くも高価でもないものは、それほどワイン通ではない友人との食事会にピッタリ。最近ではないちょっと古いヴィンテージなので、「こんなの用意してくれたんだ!」という特別感があるはずです。
ボルドーワインは熟成能力の高いものが多く、年月を経て美味しくなっていくものがあります。1万円オーバーの高級ワインは、飲み頃のピークはもっと先というものが多いでしょう。一方で2000円前後の格安熟成ボルドーもなくはありませんが、飲み頃後半のため人により好みが分かれがちです。
このワインの場合は「まさに今ピーク」というより「もうちょっとでピーク」くらいでしょう。熟成香が現れつつもフルーツの風味も残っています。また蔵出しなので品質が安定しており、熟成ワインにありがちなボトル差が少ないです。だからあまり古酒に慣れていない友人相手でも安心して提供できるのです。
《生産者について》
ボルドーで特に高価なワイン「ル・パン」を手掛けるティエンポン家。そこがフラン・コート・ド・ボルドーという地区でつくるバリューワインです。
このワインの登録時、最新ヴィンテージは2022年で、輸入元の希望小売価格(税込)は4400円。それより安く熟成ワインが手にはいるというのは、かなりお買い得です。
Chateau Puygueraud