《生産者について》
ヴァンドラーメは1997年設立のまだ若いワイナリー。家族経営で50haの自社畑のみからワインをつくります。
環境保全の一環として、「ENO-BEE」というプロジェクトに参加しており、ブドウ畑の健康を守るためにハチの巣を用いているそうです。
緻密で鮮やかなエチケットは、「ヴィラ・マニン」と呼ばれるかつての庭園の地図。ヴェンドラーメの畑の一部がこの庭園のあった場所であるため、ラベルに採用したといいます。
《テイスティングノート》
カベルネ・ソーヴィニヨンやカベルネ・フランといったボルドー系品種には、「ピーマン香」があると言われます。メトキシピラジンに由来する、緑の植物を思わせる香りです。しっかり日照を浴びてよく熟したブドウには感じないので、品種名だけでは判断できません。
このワインにはそのピーマンの香りが爽やかに表れています。ピーマンやミント、スミレのような上品な香りに、力強さに寄りすぎないシルキーで軽やかな口当たり。上品にまとまった品のいいバランス感です。この味わいなら涼しい季節はもちろん、蒸し暑い季節にも飲みたい!そんな爽やかさです。
Vendrame Cabernet Franc