《幻の格付けシャトー!?》
日本ソムリエ協会のソムリエやワイン・エキスパートを受ける人はみな、「ボルドー61シャトー」の暗記に挑むことになります。その多くは日本でも出回っており、「名前を憶えたこのシャトーはこんな味なんだ」と確かめていくもの。しかし中にはほぼ日本で見かけないシャトーもあります。マルゴー村4級の「シャトー・プージェ」はその筆頭格でしょう。
というのも同じ村の1級である「シャトー・マルゴー」が年産約12万本なのに対し、シャトー・プージェは年産2万本しかないのです。
《生産者について》
シャトー・プージェは20世紀中ごろ、当時のオーナーであるシャトー・ボイド・カントナックのセカンドワインとして扱われていたころもありました。それゆえ積極的なプロモーションは行われず知名度は低いままではありますが、品質はその知名度以上です。
サスティナブルな農法を取り入れ、区画ごとに細かく醸造。マルゴー村の上品さをしっかりと表現するワインとして、濃厚さではなく繊細さを求める人に定評があります。
Chateau Pouget