《このワインについて》
リッジがつくる「ジンファンデル・パソ・ロブレス」と同じ3つの畑からつくります。
グルナッシュ・ブラン、ピクプール、ルーサンヌという3品種は南ローヌにてボディ感豊かなワインをつくるのにつかわれることが多いです。
このワインもアルコール度数13.9%(2023VT)と決して軽いタイプではないのですが、柑橘系フルーツやレモンピールなどの爽やかな風味も併せ持ちます。その爽やかさが味わいを厚ぼったいものにせず、心地よいバランス感に整えています。
アメリカンオークでの樽熟成も行いますが、ごくわずかながらコンクリート製アンフォラやイタリアの粘土製アンフォラなどでの熟成も行っているのと、半分程度はステンレスタンクでの発酵・熟成を行うゆえでしょう。
《生産者について》
米国カリフォルニア州を代表する名門ワイナリーで、1986年に大塚製薬株式会社が取得しました。その名声は米国内のみならずヨーロッパにも広がり、世界最高峰のワインを安定的に生産する醸造所として絶え間ない賞賛を浴び続けています。
リッジ・ヴィンヤーズのワイン造りのアプローチは伝統的な手法を重視し、ブドウ栽培とワイン醸造の両面で極力自然なプロセスを導入することを目指しています。総帥でありリッジの象徴でもあるポール・ドレーパーは、40年以上にわたってバランスに優れ、長い寿命を持つ卓越したワインを造り続けてきました。リッジは、単一畑が持つ「その土地らしさ」の表現にも創立以来一貫してこだわっており、ワインのほとんどに単一畑名が冠されています。
リッジ・ヴィンヤーズが手掛けるワインに用いられるブドウは、カベルネ・ソーヴィニョンをはじめとするボルドー原産の黒ブドウ数種、アメリカを象徴する黒ブドウのジンファンデル、そして白ワインの女王シャルドネなどです。ワイナリーは2箇所あり、サンフランシスコの南、シリコン・ヴァレー近くのサンタ・クルーズ山脈中と、サンフランシスコの北、ジンファンデルの本場ソノマ郡に位置しています。
リッジ・ヴィンヤーズは、その卓越した品質と伝統的な手法により、世界中のワイン愛好家から高い評価を受け続けています。
Ridge Brenache Blanc Paso Robles