《生産者について》
リヴァース・マリーはトーマス・リヴァース・ブラウン氏とジュヌヴィエーヴ・マリー・ウェルシュ氏夫妻がプライベートに所有するワイナリー。
トーマスは「シュレイダー」や「アストン」をはじめとしたトップワイナリー15社でワインメーカーをつとめ、何度もパーカーポイント100点獲得ワインを生み出している人物。2002年に設立したこのワイナリーにて、カリフォルニア北部各地の畑から、その土地の特徴を表現するワインをつくります。
雇われたワインメーカーとしてつくる場合は、当然オーナーの意向に沿ったワインをつくるのでしょう。すでに確固たる地位を築いて収入も十分であろうワインメーカーが、あえて自分たちのミドルネームを冠してつくるワイン。きっとこの「リヴァース・マリー」こそが、彼らが本当につくりたいワインなのでしょう。
《このワインについて》
バルデス家が管理するこの畑から、リヴァース・マリーは10年以上にわたってワインをつくり続けています。彼が手掛ける畑の中では暖かく、収穫の時期はたいてい最初。黒系果実の風味が出やすいといいます。2012年からは部分的に全房発酵を取り入れることで、風味のフレッシュさを保っています。
《テイスティングノート》
プラムやブラックベリー、ザクロのようなアロマ。アルコールは高めながら重たさは感じさせず、黒鉛やスモークのような複雑で香ばしい風味とともに余韻に長く続きます。
Rivers Marie Pinot Noir Silver Eagle Vineyard