NAPA'S TOP GUN "THE MIDAS TOUCH"

ワイン・スペクテーター誌(Nov.2018)で「触ったものを黄金に変えるナパのトップ・ガン」と称され、今最も脚光を浴びるワインメーカー「トーマス・リヴァース・ブラウン」は、数年前に比べると倍増した約 45 社のワインメーカー&コンサルタントを務める。
カベルネ・ソーヴィニヨン主体のワインでパーカー、ワインスペクテーターの高得点を叩きだすスター・ワインメーカーが、自身のブランド「リヴァース-マリー」。

ピノ・ノワール、シャルドネはソノマ・コーストのオキシデンタル地区を中心とし、近年は最高級の葡萄のオファーが入りアンダーソン・ヴァレーからも造る(Rhys の自社畑)。そして最も得意とするカベルネ・ソーヴィニヨンも「リヴァースマリー」のブランドで少量のみ造り、高い評価を獲得している。クライアントと自身のワインの差を尋ねると「オーナーの意向なくテロワールを表現すること。自分の造りたい畑をセレクトすること。」と自身のブランドへのこだわりを表明。

ソノマ・コースト 「オキシデンタル」

リヴァース-マリーのシャルドネ、ピノ・ノワールとして注目するのは、寒流流れる海とを隔てる海岸丘陵の中にある「オキシデンタル地区」。(ラシアン・リヴァー・ヴァレー/グリーン・ヴァレーの西) 海からの霧の影響を受け涼しく、痩せた土地、海の堆積物が隆起した土壌、昼間の十分な日照など極上のピノ・ノワールに適したテロワールを有する。トーマス・リヴァース・ブラウン曰く「ワインは自然の産物」。毎年畑と生産量は変化に富む。キャリアを始めたターリー時代からの友人・栽培家のスコット&ジョアン・ツェラー夫妻とのコネクションにより、今までに下記の畑でワインを造っています。スーマ (自社畑)、オキシデンタル・リッジ、ウィロー・クリーク、シルバー・イーグル、リドル・ランチ、ランセル・クリーク、ジオイア、カンツラー、ティエリオ、ジョイ・ロードなど。

ピノ・ノワールの醸造

手摘みされた葡萄を除梗し(一部とても良い房だけ梗を残しておく)、コールド・ソーク(低温浸潤)を約 7 日間 10℃で行う(表面が乾かないように注意)。5 日目に冷却装置を止め、自然に温度の上昇を待つ。7~8 日目には醗酵が始まり、自然のまま醗酵を待つ。(涼しい年は 3 日で終わってしまうことも、10 日間続くこ ともある。)フリーランジュースとプレスジュースを一晩寝かせてから、樽に移し、マロラクティック醗酵は大体 5~6 か月位で終わる。澱を自然に落とした時点で初めて SO2 を少量入れる。6 月にブレンドを決め、8 月に瓶詰。(ノン・フィルター、人工的な澱引きはしない。)4~5か月間休ませ、年が明けてから春以降にリリースする。

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