《生産者について》
ラウル・ペレスは「ビエルソ」というスペイン北西部の生産者。アルバリーニョで有名なガリシア地方にも近く、スペインといっても暑く乾燥した地域、というわけではありません。
1752年からという長い歴史を持つ栽培農家に生まれた彼は、実家であるボデガ・カストロ・ベントーサに参画。そののち2007年に自身のドメーヌを設立しました。特にメンシア、ゴデーリョといった土着品種で一大ムーブメントを起こした生産者として有名です。
「ブドウに与える影響を最小限に」といういわゆる「不介入主義」であり、馬をつかった畑の耕作、最小限の亜硫酸添加、熟成に古い樽を使うことなどが特徴です。

【パーカーポイント97点】
[ワインアドヴォケイト誌 2023年8月のレビュー]
2021年のウルトレイア・ヴァルトゥイユは、彼らのヴィレガスの区画の粘土質の部分で生産された。砂質の部分は新しいウルトレイア・ヴィレガスのボトリングに使用されたが、より土壌と粘土質の多い畑の下の部分を導入したためである。生産量は例年とほぼ同じで、18個のバリックを使用したが、2021年にはワインの一部にフードルを導入した。また、樽の更新も始めたので、ワインには通常より少し多めの樽香が感じられる。適度なアルコールとまろやかな酸があり、長いサイクルとゆっくりとした成熟が酸を燃やしたようだ。
[Luis Gutierrezによる試飲 飲み頃予想2025-2035年]

Ultreia Valtuille Raul Perez