《生産者について》
過去26度にも渡りアドヴォケイト100点満点を獲得した「究極のカルト・ワイン」それがシネ・クア・ノンです。シネ・クア・ノンとはラテン語で「不可欠なもの」という意味ですが、オーナー兼ワインメーカーのマンフレッド・クランクル氏曰く「真の美しさとは個々の主観を超越して心を開くと感じられる」という、哲学的な意味を見出しています。
《このワインについて》
毎年ラベルと名前が変わるのが特徴のワインでしたが、考えた名前が既に商標登録されていたりと、思ったように付け辛くなってきた為、今回からワイン名は、スタンダードラインであるこの銘柄は「Distenta」(ラテン語で「UNLABELED(ラベル無し)」)で統一されます。しかし、ラベルの変更は継続され、「唯一無二」を体現する究極の1本として君臨しています。
【パーカーポイント96-98点!】
[ワインアドヴォケイト誌 2023年8月のレビュー]
6月22日の瓶詰めからわずか2週間後の7月6日に訪問を予定していたため、2021年のグルナッシュ・ディステンタIIIを樽からの正確なブレンドとして試飲した。ほとんどがイレヴン・コンフェッションズ・ヴィンヤード(71%)とザ・サード・ツイン(23%)からで、残りはキュムラス・ヴィンヤードから。グルナッシュ79%、シラー8.4%、ムールヴェードル7.4%、プティット・シラー3.2%、プティ・マンサン1.6%、マスカット0.4%のブレンド。ディステンタIIIはグルナッシュの全房を約35%使用して醸造され、大小様々な新樽42%で約23ヶ月熟成。中位から深みのあるルビー色で、この段階では信じられないほど芳しい。野生のベリージャムのアロマに、野生の花、タール、タンジェリン、コーヒー豆のトーンがアクセントを添える。フルボディの味わいは凝縮感がありながら生き生きとしており、カリカリとした花のような果実味と驚くほどエネルギッシュな酸味がはじける。きめ細かく粒状のタンニンがあり、余韻は長く、アルコールがよく効いている。1,459ケースと600本のマグナムが予定されており、2024年春にリリースされる。
[Erin Brooksによる試飲]
Distenta 3 Grenache Sine Qua Non