《クロ・デ・ヴァロワイユについて》
クロ・デ・ヴァロワイユはジュヴレ・シャンベルタンの1級単独所有畑(モノポール)。ジュヴレ・シャンベルタン村の西、ラヴォー小渓谷の入り口にあり冷涼な6haの畑です。12世紀に開墾されたという非常に歴史ある畑で、南向きの斜面にあり、熟成ポテンシャルのあるワインが生まれると言われています。
その名の通りドメーヌ・デ・ヴァロワイユの看板的な畑だったのですが、2020年からはプリューレ・ロックに売却してしまいます。ロックがつくる2020年ヴィンテージの定価はおよそ10万円。つくる生産者でこれほど価格が違うのかと驚くばかりです。
今10万円のワインと同じ畑でプラス5年熟成していて1万円台後半。目ざとい人ならすぐ飛びつきますよね。
《生産者について》
ドメーヌ自体も12世紀から歴史が続くという由緒あるワイナリー。1990年に現オーナーのギルベール・ハンメル氏に譲渡されてから飛躍的に品質を向上させたと言われています。もともとスイスでワインづくりを行っていたハンメル氏。最初は周囲の風当たりがきつかったといいますが、次第にそのつくり方をマネされるほどに認められていったといいます。
Gevrey Chambertin 1er Clos des Varoilles Domaine des Varoilles