《生産者について》
シャトー・デ・ゼサールはフランスの南西地方、ベルジュラックでコストパフォーマンスに優れたワインをつくる生産者。その理由は、醸造を担うパスカル・キュイセ自身が世界中のワインを飲み、消費者目線になって考えているから。革新的な栽培・醸造技術を取り入れ、ビオディナミやオーガニックなどの農法も否定せず取り入れる。その姿勢で常に良いワインを目指しています。
《このワインについて》
カベルネ・ソーヴィニヨン100%でつくられるこの『セメンタル』は、カベルネが完璧に取れた年しかつくりません。そのため2010年代で生産されたのは2010、2015、2016、2018、そして2019年のみです。
基本的には日本に入荷すると各酒販店やレストランに割り当てられ、輸入元の在庫は完売するワインです。既に2019年がリリース済みなのですが、今回ワイナリーより追加のオファーがありまして、追加で輸入されました。
「蔵出しバックヴィンテージ」といえるほどは熟成していませんが、値段もほぼ変わらずなのでねらい目です。
《2018年ヴィンテージについて》
2018年はフランス全土で温暖で、ブドウが健全に成熟した年でした。それはこのセメンタルにおいても同じで、ブラックベリーや杉の木のようなアロマには凝縮感があります。タンニンの量自体は多いのですが、2019年に比べて酸味が低めなので、熟成は早く進むでしょう。余韻にはローストの香ばしさが鼻を抜けていきます。
Cuvee Semental Chateau des Eyssards