《生産者について》
ハドソン・ワインズはもともとはナパでも特に優良とされるブドウ栽培家。大学を卒業したロバート・リー・ハドソンは、1981年にナパの南端カーネロスの地に900haの農地を取得。そのうち80haでブドウを栽培しています。
取引するワイナリーとはすべて長期契約。栽培に関してあらゆる要望に応えて最高品質のブドウを提供しているといいます。選定方法や収穫量、収穫日などを相談しながら顧客の要望に応えるのです。
現在30社ほど契約していますが、ラベルに「ハドソン・ヴィンヤード」を記載できるのはキスラーやオーベール、レイミーなどの9社のみ。
中でも設立当初からずっとブドウを提供しているのがコングスガード。ジョン・コングスガードがかつて修行としてニュートン・ワイナリーで働いていたころから、ハドソンのシャルドネでワインをつくっているそうです。
《このワインについて》
「レディバグ」は妻であるクリスティーナ・ハドソンのニックネームから名前をとってつけた区画名。「リトル・ビット」よりも北側にある畑で、昼間暖かく夜涼しくなります。まろやかでふくらみのある味わいになるといいます。
ハドソンでは収穫量のうち3/4のブドウは販売し、他の生産者の手でワインとなります。1/4だけの自社ワイン、2万円は決して安くありませんが、他社の「ハドソン・ヴィンヤード」よりは安価であることは確かです。
【パーカーポイント96点】
[ワインアドヴォケイト誌 2023年4月のレビュー]
2020年のシャルドネ・レディバグは、このミディアムからフルボディのワインが続けてきた素晴らしい連鎖を続けている。蜂蜜のようでリッチ、クリーミーで豊満、トロピカルフルーツやミカンのニュアンスがたっぷりと感じられる。素晴らしい2019年に一歩及ばずとも、私の感覚では素晴らしい2018年より一歩進んでいる。
[Joe Czerwinskiによる試飲 飲み頃予想2023-2030年]
Hudson Chardonnay Ladybug Carneros Napa Valley