《生産者について》
シャトー・タルボはサン・ジュリアン村にある4級格付けの生産者。名前は15世紀にこの地に本拠地を置いていた将軍の名前に由来します。
ボルドーの高級ワインは熟成を念頭につくられているため、リリースしたてはタンニンが非常に強く飲みづらいものが多いです。その中でタルボは比較的若いうちから親しみやすいことで知られています。
その理由は生産量。年間30万本程度の量がつくられ、これはボルドーの中でも多い方です。それだけの数を回転させるため、ある程度買ってすぐ飲めることを前提に作られているのです。
【パーカーポイント93点】
[ワインアドヴォケイト誌 2022年4月のレビュー]
2019年のタルボは好調で、グラスの中で土っぽいカシス、プラム、燃える燠火、鉛筆の削りかすのアロマが広がる。ミディアムからフルボディで肉付きがよくジューシー、粉っぽいタンニン、生き生きとした酸、香ばしいフィニッシュで、このサン・ジュリアンの眠れる巨人はジャン・ミシェル・ラポルトのセカンドヴィンテージとなる。今後、注目すべき生産者だ。
[William Kelleyによる試飲 飲み頃予想2027 - 2055年]
Chateau Talbot