《生産者について》
ジャコモ・コンテルノは、ジャコモ・コンテルノ氏が1900年代に銘醸地モンフォルテ・ダルバの地で創設した家族経営ワイナリーです。
彼は第一次世界大戦から帰国後、バローロにおいて長期熟成が可能なワインを造ることを決意。力強く熟成ポテンシャルを備えた「バローロ・モンフォルティーノ」を見事に完成させると、初めて瓶詰めのバローロを販売した生産者のひとりとして一躍話題に。こうして古典派バローロの第一人者であるコンテルノ家の伝説が始まりました。
1961年、2代目ジョヴァンニ氏がワイン造りに参画。より高品質なブドウを確保するため、1974年にセッラルンガ・ダルバに位置するカッシーナ・フランチャに14haの自社畑を購入。その中でも最も優れた区画のブドウを使用し、巷のヴィンテージチャートは関係なく、ジョヴァンニ氏が素晴らしいと判断した年にのみ仕立てられる伝説的キュヴェ、「バローロ・リゼルヴァ・モンフォルティーノ」を生み出し、「古典派バローロの最高峰」としてジャコモ・コンテルノの世界的名声を確立しました。
ワイン評論家のロバート・パーカー氏は、ジャコモ・コンテルノについて「ネッビオーロ種とピエモンテにとっての記念碑のような存在である。」と称賛し、文句なしの5つ星満点生産者に選出。
ジャコモ・コンテルノが手掛けるワインは、全てにおいて評論家から高い支持を集め、神のような別格の存在として世界中の愛好家から崇められています。
《このワインについて》
バルベーラは、イタリア・ピエモンテ州で盛んに作られている黒ブドウ。しかしピエモンテを代表するワインと言えば、真っ先にバローロやバルバレスコといった高級ワインが挙げられるため、バルベーラは若干影が薄い存在です。味わいの面でも、親しみやすい果実味が前面に出たタイプのワインが多く、複雑性や深みはバローロに及ばないものが多いです。
そんなバルベーラのイメージは、バローロの巨匠が手掛けたこのワインには当てはまりません。見違えるほど重厚で複雑、パワフルな表情を見せるこのワインは、知らずに飲めば「これは本当にバルベーラなのか!?」と驚愕するレベルの仕上がりです。
Giacomo Conterno Barbera d'Alba Vigna Francia