《生産者について》
伝統的な造りが重要視されるボルドーにおいて革新的なスタイルを追求し、ボルドー シュペリュールのトップのひとつに数えられる生産者です。ワイン王国115号では「スタンダードに捉われない革新的なシャトー」という題で現地取材の特集記事が組まれており、ハイパフォーマンスな生産者として紹介されています。ボルドーらしくないラベル、バックヴィンテージのキープなど、ボルドーでは珍しいことに数多く取り組んでいます。
《このワインについて》
この生産者はバックヴィンテージの問い合わせに対応できるようにある程度の在庫をカーヴで保管しています。輸入元によると、早めに購入して値段を上げていってしまうネゴシアンを挟まない直取引で輸入しているとのことで、この価格が実現するそうです。現地から動かさずに保管しているワインは、最初に日本に移送してから寝かせるよりも熟成ペースが遅くなるため、バックヴィンテージですが今非常に良い飲み頃を迎えています。
《テイスティングノート》
黒系ベリーの豊かな果実にブラックペッパーや樽のスパイシーな香り。口に含むと意外にも生き生きとしていて、タンニンはしなやかです。次第に完熟した果実のやわらかさが出てきます。この繊細な調和を、時間の変化で楽しむのも面白そうです。
Chateau Fleur Haut Gaussens