《生産者について》
当主ヤン・シャルロパン氏は、かの「シャルロパン・パリゾ」のフィリップ・シャルロパン氏の長男。妻の父であるロラン・ティシエ氏の協力を得て独立しました。
コート・ド・ニュイ地区を中心に合計4haちょっとの自社畑を所有し、そこからワインをつくっています。自身のドメーヌの傍ら、シャルロパン・パリゾで白ワインの醸造責任者を任されているそうで、独立したからといって仲が悪いわけではないようです。
《このワインについて》
ロンジュロワはマルサネの中でも特に銘醸と言われる畑。もしマルサネからプルミエ・クリュに昇格する畑があるなら、ロンジュロワは有力候補だと言われています。
《2017年の特徴》
発売当初から良いとも悪いともあまり語られなかった2017年。それほど凝縮感は高くなく、酸味はやや高め。でも未熟さはあまり感じないヴィンテージだという印象です。そしてそれは、シャルロパン・ティシエのスタイルと同じ方向性です。
なので彼のワインの持ち味である「チャーミングなフルーツ感」というものがよりストレートに感じられるヴィンテージだといえるでしょう。これ以上はそれほど長く寝かせるべきではないと考えます。
Marsannay Les Longeroies Charlopin Tissier