《生産者について》
クラス家は1630年から畑を所有していたという由緒ある栽培家。現当主の曽祖父の時代からワインをつくり始め、現在のマティアス・クラスの代で醸造設備を一新しますます勢いづいています。
マティアスはワイナリーを引き継ぐ前にシュロス・ラインハルツハウゼンやシュロス・フォルラーツで責任ある立場として経験を積み、リースリングの醸造については精通しています。
《このワインについて》
ミヒェルマルクの畑はライン川に面した南向き斜面で日照に恵まれています。粘板岩土壌が多いラインガウにおいて、この畑に関しては黄土(レス)土壌。恐らくリースリングに向かない区画にシュペートブルグンダーを植えているのでしょう。
2018年VTのアルコール度数は14%。ヴィンテージ的に暑かったというのもありますが、かなり熟度が高くなってから収穫したものと考えられます。
風味としてはベリー系果実の凝縮感はあるものの、あまり朗らかな印象は受けません。オーク樽の風味もしっかり感じる、思いのほか力強いピノ・ノワールです。
Erbacher Michelmark Spatburgunder Crass