《生産者について》
ワイナリーがあるメンドーサ州のトゥプンガト。アンデルーナの畑はエチケットに大きく表記されている通り標高1300mにあり、これがワインの重要なポイントです。この地区には評論家のティム・アトキン氏も注目して記事を書いているといいます。
標高と緯度ゆえに昼間の日差しは非常に強く、ブドウの果皮は厚くなり、タンニンをしっかり蓄えます。夜間は非常に涼しくなりブドウの成長が止まるので、適切な酸味を保つことができるのです。
《このワインについて》
1000円台の赤ワインで渋味をしっかり感じるものはあまりありません。
その大きな理由は、たくさん売るために大衆受けを狙うためには、あまり渋味がない方が有利でそういうワインづくりをするからです。加えてそもそも、丁寧に育てられた凝縮感のあるブドウでないと、しっかりとした渋味は持っていないというのもあります。
その点、このアンデルーナは比較的しっかりとした渋味を感じます。ベタですが牛肉を食べたくなる味わいです。
Andeluna Cabernet Sauvignon