[ワインアドヴォケイト誌227号 2016年10月のレビュー]
シャトーで試飲した1996年のカロン・セギュールは、カベルネ・ソーヴィニヨン65%、カベルネ・フラン7%、メルロー25%、プティ・ヴェルド3%のブレンドである。このワインは若い頃、ロバート・パーカーや私自身から常に高い評価を得ていたワインだ。20年経った今、香りは繊細で、一緒に試飲した1986年よりもディテールがある。オークは、レッドカラント、杉、ローム、下草のアロマと一緒に、もう少し存在感がある(このヴィンテージでは50%)。これらのアロマはさらに発展させることができる。味わいはミディアムボディで、入口でグリップするタンニンがあり、おそらく私が訪問中に試飲した1996年の中で最も若く後方にあるものの1つである。口に含むとしっかりとしていて、男性的で、まさにサンテステフだ。このワインを批評するならば、20年後のオークは果実味とそれほど結びついていない(現在では対処されていること)。私の高い期待には応えられないが、楽しいカロンセギュールである。2016年7月試飲。
[Neal Martinによる試飲 飲み頃予想2016-2035年]
Chateau Calon Segur