《生産者について》
ローヌ川のほとりに広がる生産地「リラック」。そこにそびえる11世紀に建造されたモンフォーコン城の城主であるパンス伯爵の息子ロドルフがオーナーのワイナリーが、シャトー・ド・モンフォーコンです。
決して単なる金持ちの息子ではなく、フランス国内だけでなくカリフォルニア大学でもワインづくりを学び、オーストラリアでも修業を積んで、このワイナリーを復活させました。
現在は畑を60haまで拡張し、リラックを代表する生産者の一人にまで成長しました。
《このワインについて》
ローヌ地方のワインは、全体としてそう人気が高いものではありません。レストラン向けには安定して動いても、小売り向けにはやや供給過剰な印象もあります。
そのせいというべきか、そのおかげというべきか。輸入元の定温倉庫で保管されていたものが良い感じに飲み頃を迎え、しかも同じ銘柄のヴィンテージ違いを飲み比べる『垂直試飲』ができる状態にあります。
《2014年ヴィンテージについて》
雨が多く、いかに丁寧な畑仕事をするかという生産者の腕が表れたヴィンテージです。7月の小雨によりブドウの果皮が弱まり、腐敗が出るところもありましたが、厳しく選果した生産者はいい品質のワインをつくっています。
《テイスティングノート》
すこしブルゴーニュを思わせるエレガンスを備えるワインです。ベリーなどの上品な香りと複雑な風味で、のびやかな酸と心地よいタンニンが魅力です。
Baron Louis Chateau de Montfaucon