《テイスティングノート》
ピーマンやミント、杉のようなこの品種らしいアロマ。口に含めば熟したベリーのような果実感が、しっかりと舌の上に乗ります。ベルベットのような滑らかさで舌を包む質感がともかく素晴らしい。余韻にはスモーキーな香ばしいニュアンスが広がります。
南アフリカには手頃で優れたカベルネ・ソーヴィニヨンが非常に多いです。そのうえでなぜあえてメルローを選ぶべきか。このベルベットのような艶やかな質感は、カベルネ・ソーヴィニヨンではなかなか味わえないからだと考えます。
《生産者について》
シャノン・ヴィンヤーズがあるエルギン地区は南アフリカの冷涼産地。海に近く盆地のような地形になっており、ピノ・ノワールをはじめとして上品な酸味を蓄えて上質なブドウが育ちます。
2000年設立とまだまだ若いワイナリーながら、ブドウ供給者としても非常に高い評価を受け、ニュートン・ジョンソンなども使っています。
この地の気候に大きな影響を与えているパルミエット川。シャノンのロゴにはその川にかかる霧を表しているといいます。
Shannon Merlot