《生産者について》
大人気ワイナリー「ジョエル・ゴット」を経営するのは、ジョエルとサラ・ゴットの夫妻。サラはQuintessa、Joseph Phelpsなど超一流ワイナリーの元敏腕ワインメーカーでもあります。
「コストパフォーマンス=満足」の図式を知り尽くす彼らは、単一品種や生産エリアにこだわり、テロワールを表現するという風潮にあえて逆らいます。いわゆる「マーケティングワイン」として、顧客の求める味わいを作り出すことを目標としています。様々な土地のブドウを集めて作ることにより、コストパフォーマンスに優れたカジュアルワインを多数生み出しているのです。
《このワインについて》
だからこそ彼らのワインには明快さがあります。「サンタ・バーバラのピノ・ノワールでこの価格なら、こんな風味があり、果実味や酸味はこれくらいだろう」その期待通りのものをバシっと提供してくれます。驚きや深遠さはないけど、決して期待を裏切らない。そしてワインの価格は相場より少しだけ安い。まさに「コストパフォーマンス」という言葉の通りです。
《テイスティングノート》
赤色のベリーと黒色のベリーが様々に混ざったような複雑な香りを、ココナッツのような甘い樽香が包んでいます。サンタ・バーバラには酸味の高いピノ・ノワールもたくさんありますが、あえてこのワインは酸味穏やかでまろやかな口当たり。濃厚すぎずしっとり滑らかに余韻に続いていきます。
Joel Gott Pinot Noir Santa Barbara