お酒に強く、たっぷり飲まないと満足できないって方にとって、ワイン1本あたりの価格は非常に重要です。
1本1000円以下なら、アルコール量あたりで換算すると缶ビールより安いので、「ガブガブっと飲んで酔っ払って気持ちよく眠りたい」って方にはうれしい!
ただし、やっぱりこの価格帯のワインは高望みできません。遠くイタリアから重たい瓶に入ったこの液体を運んできてこの価格です。1本あたり60円の酒税もかかっています。となればワイナリーを出る時の価格は相当安いもの。
「いかに魅力的か」よりも「いかに不味くないか」で選ぶのが現実的です。
その点でこの「ドモード」はなかなか優秀。1200以上のブドウ栽培農家が集まる協同組合にて生産されるワインです。たくさんの畑のブドウが使われることがリスクヘッジになり、安定した"いつもの味"の提供につながっています。
驚くような美味しさは期待しないでください。その代わりに嫌な酸味や強い渋味、雑味といったネガティヴな点も少ないワインです。同じような価格帯のワインをまとめ買いする際に、「ハズレない1本」として入れておくのをおすすめします。
《テイスティングノート》
イタリア、アブルッツォ州の豊かな日照による、熟した果実の風味が魅力的なワインです。赤いベリーの香りが華やかに広がるフレッシュな風味の赤ワイン。サンジョヴェーゼにしてはタンニンも少なく、ついグビグビ飲んでしまいます。
Domodo Sangiovese