《生産者について》
ローヌ川のほとりに広がる生産地「リラック」。そこにそびえる11世紀に建造されたモンフォーコン城の城主であるパンス伯爵の息子ロドルフがオーナーのワイナリーが、シャトー・ド・モンフォーコンです。
決して単なる金持ちの息子ではなく、フランス国内だけでなくカリフォルニア大学でもワインづくりを学び、オーストラリアでも修業を積んで、このワイナリーを復活させました。
現在は畑を60haまで拡張し、リラックを代表する生産者の一人にまで成長しました。
《このワインについて》
ローヌ地方のワインは、全体としてそう人気が高いものではありません。レストラン向けには安定して動いても、小売り向けにはやや供給過剰な印象もあります。
そのせいというべきか、そのおかげというべきか。輸入元の定温倉庫で保管されていたものが良い感じに飲み頃を迎え、しかも同じ銘柄のヴィンテージ違いを飲み比べる『垂直試飲』ができる状態にあります。
《2013年ヴィンテージについて》
総じてバランスの良いヴィンテージだったと言われます。例年より収穫が遅くなったものの、ブドウはフレッシュな状態で収穫できました。
《テイスティングノート》
ローリエやリコリスを思わせる、ハーブの香りをほのかに感じます。果実の旨味と心地よい酸のバランス感がヴィンテージを反映しており、フレッシュで鉱物のニュアンスを余韻に感じる赤ワインです。
Baron Louis Chateau de Montfaucon