《生産者について》
テヌーテ・ロセッティはその歴史を10世紀まで遡れるという稀有な生産者。栽培規模もかなり多いものですが、一時期は品質が低迷していました。しかしファンティーニグループ(元ファルネーゼ)の傘下に入ってからはその哲学を取り入れて栽培・醸造ともに大転換。収量を制限しより熟したタイミングで収穫する栽培と、フルーツ感を引き出す低温長時間発酵で、多くの人に愛されるタイプのワインを生み出すようになりました。
《キアンティの楽しみ方について》
手頃なキャンティ全般に言えることですが、楽しみ方の基本はメシワイン。本格的じゃなくてもいいのでイタリアン。特にトマトを使ったうま味と酸味がある料理とキャンティは鉄板の組み合わせです。スパゲティでもピザでもごく普通の夕食だって、気軽に晩御飯時のワインとして開けて欲しいのがキャンティです。
トスカーナ州の名物ワインだけあって、その生産量は膨大で味わいも様々なタイプがあります。手頃なキアンティは渋味はあまりなくスルスル飲めるスタイル。その中でロセッティのつくるものはやや濃いめの仕上がりでフルーツ感豊かです。これなら食後にワインだけで飲み続けても満足度が高いでしょう。
Chanti Tenute Rossetti