《生産者について》
イタリア最南端の島であるシチリア島。その西部にコルパッソのワイナリーがあります。
シチリア島は様々な土着品種がありながらも国際品種も積極的に取り入れている地域。コルパッソは最新の醸造技術や知識は取り入れるものの、栽培するのはあくまでシチリア、そしてイタリアの土着品種というこだわりを持ちます。
ワイナリー名は「丘の上の一歩」という意味を持ち、世界中のワインラヴァー=丘の上の人々 に土着品種の素晴らしさを伝えることをモットーとしています。
《このワインについて》
ブドウを収穫してすぐに発酵させるのではなく、乾燥させて風味を凝縮させてから発酵させる手法をアパッシメントと呼びます。イタリア各地でみられる醸造法で、最も有名なのがヴェネト州の高級ワイン「アマローネ」です。その製法をシチリアの地ブドウであるネロ・ダーヴォラに用いたのがこのワイン。
ネロ・ダーヴォラは、手頃な価格帯のものは果実味豊かで渋味も強くなく、チャーミングでカジュアルな味わい。力強く飲みごたえのあるものだと、3000円近くになってしまいます。
このワインは味わいとしては高級ネロ・ダーヴォラの凝縮感と口当たり。それでいて価格は普段飲みレンジ。アパッシメントの手法を上手に使って、お買い得なワインに仕上げています。
Colpasso Nero d'Avola Barrel Selection Appassimento