《テイスティングノート》
メルローを中心に6品種をブレンドしているからでしょうか。いろいろな風味を感じるのがこのワイン最大の特徴です。「複雑な風味」というよりは波がある。最初の香り、スワリングした香り、口に含んだ第一印象、舌に広げる味わい、そして余韻に鼻を抜ける香り。それぞれにいろいろなキャラクターが感じられます。COCOSの試飲販売イベントの際には、あるお客様から「おもちゃ箱みたいなワインだね」というコメントを頂きました。
《こんな方に飲んでほしい》
普段南フランスのワインをいろいろ飲んでいる方の、ちょっとしたご褒美にいかがでしょうか。
ランドックやルーション地方のワインは、単一品種からつくる1000円台のワインがいろいろ出回っています。品種の特徴が素直に表れているのは選びやすくていいのですが、このワインのような「波」はない。その面白さは「良いワインを飲んでいる」感につながり、明日からも頑張る元気につながるでしょう。
《生産者について》
シュール・ダルクは1946年設立の大規模ワイナリー。約1600haの畑を管理しており、そのスケールメリットを生かして基本に忠実ながらコストパフォーマンスの高いワインをつくっています。この規模ながら現在はHVEというフランスの環境価値重視認証を取得すべく動いているそうです。
Sieur D'arques Toques et Clochers Occursus