《ケルナーについて》
ケルナー種はトロリンガーという黒ブドウとリースリングの交配種。1930年ごろに開発されたブドウで、メインはドイツで栽培されていますが、少量北海道でも見かけます。
リースリングよりも糖度が上がりやすいので、冷涼なドイツにおいて甘口ワインをつくりやすいと、かつては広く栽培されていました。量より質の時代になった昨今では少し下火ですが、こと手頃なワインにおいてはその魅力は変わらず。リースリングよりも酸味が柔らかく、シンプルでフルーツ感にあふれるワインが出来上がります。
《テイスティングノート》
マスカットのようなフルーティーで爽やかな香り。小難しさのないシンプルな味わいだからこそ、ウンチク抜きに「甘くて美味しい♪」と脳に訴えかけてきます。
糖度の数値的にはポカリスエットと同じくらいですが、風味と合わせてもう少し甘めに感じるかも。非常に心地よく飲める白ワインです。アルコールも低めで、ワイン初心者も楽しみやすいでしょう。
生産者が大手グループ企業であることもあり、この価格ですが透明感のある整った味わいです。
※2023年から「リューデスハイマー・ローゼンガルテン」というナーエの集合畑の名前が入りました。以前と畑は変更となりましたが、味わいはほぼ変わらずです。
Rudesheimer Rosengarten Kerner Kabinett G. Shlink