週末 自宅で一人海外ドラマを見ながらワインを楽しむ
週末 自宅で一人海外ドラマを見ながらワインを楽しむ
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今度の週末は、ワイン片手にドラマに没頭しませんか?
「あのドラマを見始めたら止まらなくなっちゃって!」
TVではなくネット配信のドラマは、一気に見ることができて抜け出せないから困っちゃう。
気分をさらに盛り上げる、ストーリーや雰囲気に合うワインをご紹介します。
drama
アクション系ドラマ
不朽の名作 -24- TWENTY-FOUR
story
2001年に最初のシーズンが放映されるなり大人気となり、世界中で公開されたアメリカの連続ドラマ。
リアルタイムに進行する物語の中で、事態が並行して様々に展開するというのが非常に斬新でした。
主にロサンゼルスを舞台にテロリストと戦う主人公、ジャック・バウアー。
俳優キーファー・サザーランドの代表作となりました。
8つのシーズンと外伝を加えて2014年に完結。
捜査のために超法規的な手法もとるジャック・バウアーが、ダークヒーローとして描かれています。
シーズン1の時点で35歳設定だった彼は、ファイナルシーズンでは49歳。
続けて見ると、その時の流れも非常にリアルです。
wine
-24-の魅力は、なんといっても物語がリアルタイムに進行する緊迫感。
アクションシーンも多い重厚なストーリーと合わせて、凝縮感のある赤ワインを。
カリフォルニアでジンファンデルという品種はポピュラーです。
ブドウの糖度が上がりやすく、ボリューム感のあるワインをつくりやすいのが特徴。
その分酸味が低くなりがちで、柔らかく親しみやすい印象のものが多いのですが、それでは-24-のおともに不適。
スリーがつくるジンファンデルは、濃すぎず酸を大事にしており、非常に緊張感があります。
ジャック・バウアーと一緒にドキドキしながら飲むのにピッタリ!
ちなみにこの作り手のマット・クラインさん。
どことなくキーファー・サザーランドに似ていません?
マット「スリーのワインは3日目まで美味しいよ!」
優しいジャック・バウアーがつくるワインは、ゆっくり飲むのに最適ですね。
スリーのワインは他にもあります。
1シーズンで24話ある24は、ワイン1本じゃとても足りない!
もし上記のワインが気に入ったなら、同じ生産者のワインは他にもあります。
drama
探偵ものドラマ
エレメンタリー ホームズ ワトソン in NY
story
2012年から始まり第7シーズンまで放映されているこのドラマ。
コナン・ドイルの名作「シャーロック・ホームズ」がドラマや映画の題材とされることはこれまでにもたくさんありました。
しかしホームズの相棒ワトソンを女性が演じたのはこれが初めて!
類稀なる観察力・推理力によって難解な事件を解決に導く。
「この事件の動機はなにか。得をするのは誰か」ということから論理的に犯人を推定していく過程が描かれています。
ちょっと頭を使う、正当な探偵もの。
wine
作り手のキャサリンはまさに”理論派アーティスト”
輸入元のバイヤーさんは「彼女は先生みたいだ」と語ります。
というのも彼女のワインづくりには目的意識があるから。
彼女は自社畑を持ちません。
ブドウを買い付けてワインづくりをしています。
彼女の中に「私はこんなワインがつくりたい」というイメージがある。
そのイメージを具現化できるようなブドウを調達し醸造する。
イメージを目掛けて必要なものを組み立てていく様は、ホームズが手掛かりをもとに推理を組み立ていく様に似ています。
キャサリンのワインを飲みながら、あなたなりに推理しながら鑑賞するとしましょう。
キャサリンのワインは他にもあります!
こちらのブログ記事でより詳しくご紹介しております。
drama
ファンタジー超大作
ゲーム オブ スローンズ
story
小説シリーズ『氷と炎の歌』を原作としたアメリカのテレビドラマシリーズ。
中世ヨーロッパをほうふつさせながら、ドラゴンや魔法の存在する架空の世界が舞台です。
しかしファンタジー色が強いわけでなく、どちらかと言うと『人間ドラマ』に重きを置いていることが、女性に厚く支持されている理由でしょう。
明確な主人公を置かない「群像劇」というスタイルのため、最初のうちは登場人物を覚えるのが大変ですが、見ていくうちにそれこそが魅力であることに気づきます。
一般的なドラマでの戦争なら、主人公の側が勝てばハッピーエンド。しかしそれが双方の立場で描かれれば、『善悪』の境界線は引けないのです。
様々な要素で魅せてくれるゲーム・オブ・スローンズを1本のワインに例えるのは困難ですが、「家族の絆」と「美しくも力強い女性」に着目するならば、お供として飲みたいワインはこちらです。
wine
創業者のルチアーノ・サンドローネ氏はもちろん男性ですが、現在ワイナリーで陣頭指揮を執っているのは、娘のバーバーラ・サンドローネさん。
世界中をプロモーションで飛び回りながら、その素晴らしいホスピタリティーで着々とファンを増やしているといいます。
現在はルチアーノの孫にあたる、アレシアとステファノもワイナリーに加わり、親子3世代でワインづくりにあたっています。
一家のつくるワインの中で取りあげたのがバルベーラ。
美しく高い酸味を持ちながら、味わいの中に芯があって弱弱しさを感じさせません。
その気高い美しさは、まるで中盤以降の「デナーリス・ターガリエン」を象徴するかのようだと私は感じました。
見る方によって様々なキャスト、「私はサーセイ・ラニスターっぽいと思った」などあるはず。
ワインをゲーム・オブ・スローンズの登場人物に重ねてみませんか?