《生産者について》
西ドイツの最北に位置する「アール」という産地は、北緯51度という高緯度に位置しながら、8割以上赤ワインがつくられているのが特徴です。
最も多いのがシュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)であり、ピノ・ノワールの変異種である「フリューブルグンダー」も少量栽培されています。
その生産に特化した家族経営の生産者が、クロイツベルクです。
昼に暖まり夜に熱を放出する粘板岩土壌がブドウの成熟を助けるため、同じドイツでもバーデンやファルツとは違ったキャラクターを持つピノ・ノワールが出来上がります。
《このワインについて》
フリューブルグンダーというのはピノ・ノワールの突然変異種。ブルゴーニュで時折見られる「ピノ・ファン」は小粒なピノ・ノワールですが、こちらは早熟なピノ・ノワール。通常のものよりも2週間ほど収穫が早いといいます。現在はドイツに200haほどしか栽培されていない珍しい品種で、そのうち40haがアールです。
「ハルトベルク」の畑は南向け斜面の好立地にあり、アールを代表する銘醸畑のひとつです。
鉄分を感じさせるような引き締まった香りがクロイツベルクの特徴。エキゾチックな雰囲気を感じさせ、エレガントなだけでない高級感があります。
ジュヴレ・シャンベルタンの村名~1級が並ぶような、ブルゴーニュ愛好家が集まるワイン会。そこにそっと潜り込ませてみたくなるような、そんな一人で飲むのがもったいないワインです。
《クロイツベルク 復興支援チャリティーキャンペーン》
2021年7月、ドイツとベルギーを襲った大雨による洪水で、アール地方で川が氾濫。クロイツベルクも甚大な被害を受けました。このワインはそのとき瓶に入った状態で無事だったもの。
その復興を支援すべく、輸入元のヘレンベルガー・ホーフ社は、チャリティーキャンペーンを開催。2022年8月30日までの間に売り上げた金額の10%を寄付する予定です。
購入していただき、ただ飲むことが支援に繋がります。ぜひ今、ご検討ください。
Kreuzberg Fruhburgunder Hardberg