《生産者について》
アヴァニのオーナーであり、栽培・醸造を担うシャシ・シン。
彼女は2004年から8年間、あのバス・フィリップにてフィリップ・ジョーンズのもと働いた経験を持ちます。
そこでビオディナミによる栽培をはじめ、ブドウの質をなにより大切にする彼の哲学を受け継ぎました。
2012年から自社畑でワインをリリースし始めたワイナリーの名は『アヴァニ』。
サンスクリット語で『the Earth=大地』を意味します。
『自然との共生』をテーマにワインづくりをする彼女の目指すところがよく表れています。
《ワインについて》
丁寧に手摘みされたピノグリを全房100%で4週間、野生酵母による醗酵。
その後、フランス産旧樽にて7ヶ月もの期間ワインと澱(果皮や梗含む)とを寝かせ続けます。
液中にじわじわと旨味・コク・複雑味・色合いを移し、鮮やかなオレンジピンクのワインとなります。
《テイスティングノート》
香りは非常に多層的で、ピーチティー・ベルガモット・ローズヒップ・ほのかにいちご。
口に含むと、果実味の中にオレンジの皮の心地良い苦味・朝鮮人参と白コショウを合わせたようなスパイシーさ。
非常に滋味深い感触と繊細な果実味が長く続き、軽めの赤ワインのような余韻を楽しめます。
きっちりと出汁を引いた和食や、醤油を使うような中華・アジア料理にはベストマッチです。
Avani Amrit Pinot Gris on Skin