《生産者について》
オーストリアきっての高級ワイン産地といえばヴァッハウです。その東部に本拠地を構えるのがピヒラー・クルツラー。現オーナーであるエルザベス・ピヒラーは、F.X.ピヒラーの娘にあたり、ともにヴァッハウ地区のトップ生産者として数えられます。
地区のなかでも東部にあるので、パンノニア平原からの暖気の影響を受け畑は比較的温暖。パワフルな味わいながら絶妙なバランスのワインをつくります。ワインアドヴォケイト詩は「読者は絶対に見逃してはならない」「息をのむほどの品質で、今や即完売してしまう」と大絶賛します。
【パーカーポイント93+点】
[ワインアドヴォケイト 2022年12月の試飲]
10月25日と非常に遅くに収穫された、ライムグリーンの2021年グリューナー・ヴェルトリーナー・リート・ケラーベルグは、強烈で純粋な香りを持ち、火打ち石やフェノールの香りと共に、濡れたチョークのアロマも感じられる。18時間マセラシオンしたこのワインは、フルボディでリッチでジューシー、繊細でエレガントなヴェルトリーナーで、香ばしく、塩味と細かくグリップの効いた余韻がある。まだ若く、やや内気なこのワインは、濃厚で繊細なタンニンのケラーベルクで、長く繊細でレモンビターな余韻がある。時間が必要だ。アルコール度数13.2%。
[Stephan Reinhardtによる試飲 飲み頃予想2024-2045年]
Gruner Veltliner Ried Kellerberg Pichler Krutzler