《生産者について》
シャトー・ブレイニャンはメドック地区の北側に位置するシャトー。100haもの大きく美しい畑を所有します。
その歴史は14世紀までさかのぼることができ、何度もオーナーが変わりながらワインをつくってきました。2004年に所有者となったクレディ・アグリコル・グループが設備投資を行い、新しい醸造設備の導入により品質が上がっています。
《ワイナリー公式テイスティングコメント》
カシスやブラックチェリーなどのフルーティーな香りにスパイスのニュアンス。味わいはフルボディで、優れたストラクチャーとシルキーなタンニンが感じられます。若いうちから楽しむことも、3年から10年寝かせておくこともできます。
(リリース当初の典型的な風味です)
《このワインについて》
ブドウの樹の作付面積が、メルロー51%に対してカベルネ・ソーヴィニヨン49%。ですので毎年のセパージュもそれに近い形となります。
今回、10年以上熟成したものが蔵出しで入荷しました。2011年はそれほど強い年ではなく、若いうちにはピーマンのような青い香りが例年より強く感じられたはず。そのグリーンノートが落ち着いており、高めの酸味ゆえにとてもきれいに熟成されています。
ワイナリーで10年以上も熟成してから出荷というのは、そうどこでもできることではありません。保管スペースと運転資金が必要です。その点をクリアして1000円台半ばで10年熟成のワインを飲めるのは、ボルドーワインならではといえるでしょう。
Chateau Blaignan