《生産者について》
ハイランズ・ワイナリーはポール・セガス氏とデイブ・コフラン氏が設立したワイナリー。
ポール氏はその昔IBM社で活躍していました。あるとき全く未経験ながら、ナパとソノマに土地を買い、ブドウを植えて育て始めます。それからカリフォルニア大学UCデイビス校で栽培を学び、ブドウ栽培者の繋がりもつくります。やがてシャトー・モンテレーナやロバート・モンダヴィ、ジョセフ・フェルプスと言った有名ワイナリーにブドウを供給するようになりました。
デイブは1967年にワインメーカーのキャリアをスタート。1984年からはシルヴァーオークのジェネラルマネージャーとして、その黎明期を支えました。そこで、平地の畑よりも高知の畑の方が素晴らしいブドウが出来ることを実感。このワイナリーへとつながります。
2005年に二人がパートナーシップを結び、このハイランズワイナリーとして現在の姿となりました。ナパ・ヴァレーの自社畑のブドウと、ハウエルマウンテンの高地からとれたブドウを用いた赤ワインづくりに特化したワイナリーです。
《テイスティングノート》
濃厚で力強い、カベルネ・ソーヴィニヨン特有の香り。ブラックベリーやブルーベリーなどの黒系フルーツの香りに続いて、ユーカリやミントなどのかおりが重なります。オーク由来のヴァニラ香と共に、ココアやカシスの風味が広がり、シルキーな舌触り。しなやかなタンニンが幾層にも重なるようで、余韻がどこまでも長く続きます。
今も十分開いていますが、15年ほどセラーで寝かせると更に別次元の美味しさが期待できるでしょう。
Highlands Winery Cabernet Sauvignon Reserve Napa Valley