《生産者について》
「ソーヴィニヨン・ブランの高級産地といえばサンセール」こうやってソーヴィニヨン・ブランで高価格帯のワインを販売できるようなブランドを築くにあたり、非常に大きな功績を残したのがアンリ・ブルジョワです。
この地に10世代にわたって続く家系です。だからこそサンセールのモザイクのように入り組んだ土壌を深く理解しています。それゆえに土壌でワインをつくり分けるということを早くにスタート。同じ作り手のソーヴィニヨン・ブランにこれほどの違いがあるのかと驚かせてくれます。
《このワインについて》
ソーヴィニヨン・ブランといえば、当店ではニュージーランドのマールボロ産のものが売り上げの大半を占めます。品種の特徴香がよく現れており、味わいが分かりやすく親しみやすい。でも品種と地域の味が強いために、生産者の違いやまして畑の違いを表現できているところは稀です。
アンリ・ブルジョワがつくるものは飲み比べる楽しみがあります。土壌の特徴をハッキリとワインに表現しているからです。
このワインの土壌はキンメリジャン石灰。距離が近い「シャブリ」にみられる典型的な土壌で、小さな牡蠣の化石をたくさん含みます。 硬質なミネラル感が熟成によって旨味に近い感触となり、鼻で感じるよりも更に豊かな香りを口内で感じるでしょう。
【パーカーポイント91点】
[ワインアドヴォケイト 2021年3月]
キンメリジャン期のマール土壌で栽培され、無濾過で瓶詰めされた2016年サンセール・ジャディスは、600リットルのオーク樽で14ヶ月間熟成されており、マンゴーやパッションフルーツといったトロピカルフルーツの濃厚でありながらエレガントで洗練された、熟成感のある香りを放ち、砕けた風化した石の涼やかなニュアンスや、ごく控えめなオークの香りが織り交ざっています。フルボディで、力強くエレガントでありながら、すでに熟成が進み、わずかに熟した果実の香りが感じられるこのワインは、クリーミーでありながらも引き締まったサンセールで、熟した果実の風味が残り、わずかにドライな余韻が特徴です。このワインは過去2年間で熟成の余地をかなり失っています。そのため、ジャディスは若いうちに楽しむことをお勧めします。そうすれば、素晴らしいサンセールを味わうことができるでしょう。
[Stephan Reinhardtによる試飲 飲み頃予想2021-2026年]
Sancerre Jadis Henri Bourgeois